産業労働分野のカウンセリング
2018年 08月 23日
・本人が話した内容に対する守秘義務(秘密保持)を公認心理師は負うことになるが、会社の人事・労務との関係も重要になる。(そのため、その会社の人事・労務に関する情報収集が必須となる)
注意が必要なのは、クライエントの話を聞いた早い段階から、何も考えずに会社側に報告をする事。そうでなければ、会社側に対する不信感を本人が持ってしまうことになる。
・特に復職した時は、クライエントに様々な重圧が掛かるため、注意が必要。「新しい環境で自分はやっていけるのだろうか、また、再発をして周りに迷惑をかけないだろうか…」と不安が渦巻く。クライエント・労働者をぽーんと、仕事に戻すのではなく、本人・医師・会社側とも十分に話をしながら、全体的な状況を見て段階的に復職を見て行く必要がある。
これらは、労働者の生活・社会生活全般に影響を与えうることなので、必ず経過を知り、怠らないこと。
by revolutionordie
| 2018-08-23 13:59
| 産業・労働